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CPO: アルバム一覧

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    カルク=エーレルト:ピアノ作品集 4 (ブライデンバッハ)

    オルガン曲シリーズに続きピアノ曲を次々に紹介しているCPOですが、久しぶりの最新盤をリリース。後期ロマン派の時代にあって、印象主義や異国趣味などさまざまな流行を取り入れつつ、独特の個性をたたえた作品集です。(2007/07/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999773-2

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    カルク=エーレルト:ピアノ作品集 5 (ブライデンバッハ)

    ハルモニウムの表現の可能性を追求したカルク=エーレルトのハルモニウム作品集も、ついに最終集を迎えました。めでたいことです。さて、この巻はソナタです。ソナタともなると、やはり力の入り方が違います。パイプオルガンを思わせるような荘重な最強音から、はるかな世界より聴こえてくるかのような神秘的な最弱音まで、多彩な音のパレットを駆使した音響世界が展開します。特に第2番は40分近くに及ぶ大作で、これがピアノ曲だったら、世界中のピアニストがこぞって取り上げることでしょう。作曲者も愛用したヨハネス・ティッツ製作のハルモニウム・ダール(1912年)を使用した演奏です。(2002/08/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999843-2

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    カルクブレンナー:六重奏曲 Op. 58/スコットランド民謡「We're A'Noddin」 によるピアノのための幻想曲/七重奏曲 Op. 132 (リノス・アンサンブル)

    古典派からロマン派における様々な知られざる作曲家の作品を好んで演奏する「リノス・アンサンブルの最新作は、カルクブレンナー(1785-1849)の作品集です。彼はショパンやリストが出現する以前の、最も優れたピアニストであり、ただ一人のライバルはフンメルである。と目されていました。もちろん作品のほとんどはピアノ曲ですが、室内楽作品にも注目すべきものが数多くあるようです。音楽家の父を持ち、幼いころから才能を発揮した彼は、アルブレヒツベルガーに作曲を学び、ベートーヴェン、ハイドンと親交を持つなど華々しい交友関係を結びつつ、実業家としても手腕を発揮するなど多くの才能を持っていましたが、その作品は現在ほとんど演奏されることがなく、このリノス・アンサンブルによる録音は、彼の人気の復興につながるものとして大きな期待が寄せられることは間違いありません。なんとも流麗で美しい音楽です。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777850-2

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    カルステニウス:交響曲第1番/シンフォニエッタ第2番/ムジカ・シンフォニカ(ヘルシンボリ響/ベールマン)

    カルステニウス(1881-1967)はスウェーデンの作曲家。もともとは自然科学を学び、1904年から1907年まで、ドイツの音楽教師、作曲家シュテファン・クレールの元で音楽を学びます。その後は音楽評論家を務めながら、ストックホルム放送局の音楽資料係を担当し、同時にスウェーデン作曲家協会、著作権協会の執行役員を務めるなど、スウエーデンの音楽の発展に力を尽くしました。放送劇のための付属音楽を始め、交響曲やピアノ協奏曲など、数多くの作品を残しました。彼が崇拝したのは、頽廃音楽作曲家として知られるフランツ・シュレーカーでしたが、その作風はもう少し古典的であり、メロディを重視した魅力的なものです。彼の最初の交響曲「第1番」は1920年代に作曲されたものです。ラングストレームは「カルステニウスはチャーミングな作曲家ではないが、この作品には拍手を送る」と意味深いコメントを寄せています。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777361-2

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    カルダーラ:トリオ・ソナタ/チェロ・ソナタ集(パルナッシ・ムジチ)

    (2002/10/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999871-2

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    カルテッリエリ:交響曲全集(エヴァーグリーン響/シュマルフス)

    ポーランドの地方都市グダニスク(ドイツ語ではダンツィヒ)で生まれたカルテッリエリ(1772-1807)。オペラ歌手であった両親から初期の音楽教育を受けましたが、13歳の時に両親が離婚、彼は母と共にベルリンに移住し、同時期に作曲を学びはじめます。その後ベルリンへ行き、サリエリの弟子となりました。ベートーヴェンの熱心なプロモーターでパトロンであったロブコヴィッツ侯爵が主催したコンサートで、オラトリオ「ユダヤの王ジョアス」を演奏(その時のコンサートではベートーヴェンも演奏しています)、大好評を得たことでも知られています。ベートーヴェンの親友でもあり、しばしば初演の手伝いをしたとも伝えられます。そんなカルテッリエリによる交響曲は、古典派の形式を遵守しながらも、流麗で、一筋縄ではいかない力強さを秘めています。(2012/08/15 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777667-2

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    カルテッリエリ:管楽ディヴェルティメント集(コンソルティウム・クラシクム)

    べートーヴェンほどの強烈な個性もなく、長生きも出来なかったためにカルテリエーリは完全に忘れられています。しかし、13才で親元を飛び出し、独力で鍛え上げた腕で注目された彼は、やがてべートーヴェンと知り合い互いに啓発し合いました。特にべートーヴェン初期の管楽作品には彼の影響があるようです。そして、べートーヴェン同様、彼の作風は最終的にはロマン派の到来(特にメンデルスゾーン)を告げる領域にまで達しています。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999140-2

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    キール:ピアノ四重奏曲第1番 - 第3番(マテ/シュリヒティヒ/ヤンコヴィチ /トリンドル)

    1821年生まれのドイツの作曲家、キールは幼い頃から音楽の才能を発揮し、ほとんど独学にも関わらずピアノを演奏し、13歳になるまでに多くの作品を書いたとされています。交響曲と歌劇以外のほとんどのジャンルに手を染めた彼ですが、やはりその白眉はピアノ曲とピアノを用いた室内楽作品でしょう。ここに収録されたピアノ四重奏も、冒頭の3分を聴いただけでその渋い輝きに圧倒されるはず。シューマンとブラームスを結ぶ隠れた掛け橋として、もっと評価されても良い人です。(2008/01/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777076-2

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    キーンツル:歌曲集(シェレンベルガー/シュタム)

    歌劇「福音歌手」のアリアを聴いたことがある人が、もしかしたらいるかもという程度の知名度しかないキーンツル、その歌曲には何と日本を題材(神楽、万葉集、現代の恋の詩を採用)にした曲集があります(音楽的にはどこが日本?とツッコミを入れるしかないのですが…)。当盤冒頭の作品16の歌曲集など、シューマンをワーグナー風にした作風は魅力たっぷり。cpoと付き合うとたまにあるんですよね、何故これが埋もれたのかと怒りがこみあげてくる音楽が。掘り出し物の称号を与えましょう。(2002/03/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999763-2

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    キーンツル:歌劇「ドン・キホーテ」(ベルリン放送合唱団&交響楽団/クーン)

    ワーグナー以後のオペラのあり方を模索していた時代のオペラの一形態の典型を示す作品で、キーンツルは台本も自分で書き、全3幕3時間20分にも及ぶ大作に仕上げました。ワーグナーの影響は強いものの、より明るく親しみやすく、むしろメルヘン・オペラの流れを汲む作品と言えるでしょう。充実した響きのオーケストラや重厚な朗唱など聴き応え十分ですが、さすがにワーグナーのような魔術的な音楽には及ばないので、長さを感じさせるのも事実です。死を前にしたドン・キホーテのモノローグは、男の哀しさがひしひしと伝わる絶唱です。余談ですが、解説書のキーンツルの写真は、まさにドン・キホーテその人といった感じで、雰囲気満点です。(2003/01/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999873-2