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1821年生まれのドイツの作曲家、キールは幼い頃から音楽の才能を発揮し、ほとんど独学にも関わらずピアノを演奏し、13歳になるまでに多くの作品を書いたとされています。交響曲と歌劇以外のほとんどのジャンルに手を染めた彼ですが、やはりその白眉はピアノ曲とピアノを用いた室内楽作品でしょう。ここに収録されたピアノ四重奏も、冒頭の3分を聴いただけでその渋い輝きに圧倒されるはず。シューマンとブラームスを結ぶ隠れた掛け橋として、もっと評価されても良い人です。(2008/01/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777076-2 |
ワーグナー以後のオペラのあり方を模索していた時代のオペラの一形態の典型を示す作品で、キーンツルは台本も自分で書き、全3幕3時間20分にも及ぶ大作に仕上げました。ワーグナーの影響は強いものの、より明るく親しみやすく、むしろメルヘン・オペラの流れを汲む作品と言えるでしょう。充実した響きのオーケストラや重厚な朗唱など聴き応え十分ですが、さすがにワーグナーのような魔術的な音楽には及ばないので、長さを感じさせるのも事実です。死を前にしたドン・キホーテのモノローグは、男の哀しさがひしひしと伝わる絶唱です。余談ですが、解説書のキーンツルの写真は、まさにドン・キホーテその人といった感じで、雰囲気満点です。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999873-2 |
バロック時代の初期から最盛期にかけて活躍したドレスデンの作曲家ヴェックマン(1617頃-1674)。彼は、幼少期の頃にシュッツが率いるザクセン宮廷楽団で音楽教育を受け、その後、ヤーコプ・プレトリウスにオルガンを学びました。師であるシュッツがイタリアの様式に影響されたことを受け、彼も当時のイタリア様式を学び、それを自作のオルガン、チェンバロ作品に取り入れ、巧妙で精緻な音楽を書き上げました。ただしその功績は、彼の死とともに忘れられてしまい、バッハの作品と、その周辺の音楽家たちの作品が省みられる19世紀まですっかり埋もれてしまっていたのです。この2枚組には現存するヴェックマンの作品全てが(私家版も含めて)収録されています。今回フランメが演奏したオルガンは長い歴史を誇る教会にあるもので、素朴かつ力強い音色を持つ楽器です。この録音ではその巣晴らしい響きを余すことなく記録し、SACDハイブリッド盤としてお届けいたします。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777873-2 |
cpoレーベルの"北ドイツのバロック・オルガン作品集"は、この第14集が最後から2番目のアルバムとなります。今回は偉大なる作曲家ヒエロニムスを父に持つヤーコプ・プレトリウスの作品と、シャイデマンに教えを受けたジーフェルトの作品、そしてコルトカンプの作品1曲を収録しています。プレトリウスは優れたオルガニストであり、特別な指使いの方式を開発し、それはオルガン奏者が非常にリラックスした姿勢をとることを可能にしたものと言われます。また1633年から1636年にはヴェックマンを教え、強い影響を与えたことでも知られます。ジーフェルトはポーランドのグダニスクで生まれ、オルガニストを志し、スウェーリンクに教えを請うため、21歳の時にアムステルダムにやってきます。そこでメルヒオール・シルトとともに学び、オルガニストとなりましたが、生来の気性の激しさのため各地で騒動を起こし、なかなか一つの地に落ち着くことはなかったようです。その作品には師であるスウェーリンクの影響が感じられます。コルトカンプの作品はこれ1曲が残されているのみですが、北ドイツのオルガンを語る上では決して外せない重要な作品です。フランメは2台のオルガンを弾き分け、作品の特徴を存分に活かしています。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777959-2 |
ドイツで生まれベルリンで学び、音楽をマックス・ブルッフに師事、ベルリンの地方劇場の合唱指揮者を経て作曲家として名声を確立したキュンネッケ。最初のうちは劇音楽を書いていましたが、第一次世界大戦後に務めた劇場で、オペレッタに目覚め、以降は代表作《どこかのいとこ》を始めとしたオペレッタの作曲に生涯を捧げました。しかし、このアルバムに収録されているのは、1920年代を席捲したジャズの影響が感じられる「ピアノ協奏曲」、ブラームスやレーガーの伝統を受け継いだ「セレナード」、ジプシーのメロディを効果的に取り入れた「ツィゴイネルワイゼン」の3曲。どれも「オペレッタ作曲家ではないキュンネッケ」に焦点が当てられています。(2017/07/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555015-2 |
「通」な人は、フィンランドのキルピネンの歌曲が良いなどと言います。んなこと言われても、録音はフィンランドのレーベル位しか出してないし、どう判断すればいいの?という貴方を助けるのが何故かCPO。この歌曲集は全64曲の民俗伝承歌曲で、なるほど、これは良いです。民族楽器カンテレを模したピアノパートも面白いし、和声にも独自性があり(JAPANしてる曲も)、歌手も時には地声を使いと、北欧勢の中でも、いい味出してる作曲家なのは確かです。貴方も当盤を持って、歌曲の「通」の仲間入りをしましょう。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999575-2 |
ボヘミア出身の作曲家アダルベルト・ギロヴェッツのフルート四重奏曲集。父親から音楽の教育を受け、プラハでは法学を学び、不動産の管理人として働くうちに、雇い主のフランツ・フォン・フュンフキルヒェン伯爵に楽才を認められ宮廷楽団で演奏するという変わった経歴を持っています。その後はヨーロッパを演奏して巡り、ハイドンやモーツァルトの音楽に影響を受けた作品を書き上げ名を広めました。フランス革命時にはイギリスに向かい、ここでハイドンと邂逅、補佐を務めるという栄誉に浴し、その後ウィーンに定住。数多くの舞台音楽を遺しています。ここに収録されたフルート四重奏曲はどれも演奏時間20分余りの充実した規模をもつもの。全て急緩急の3楽章で書かれ、各声部にヴィルトゥオーゾ的な見せ場があります。アルディンゲロ・アンサンブルは古典派からロマン派の室内楽に取り組むグループで、特にハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと同時代の作曲家の紹介に努めています。フルートを吹くカール・カイザーはフライブルク・バロック・オーケストラやラ・スタジョーネ・クランクフルトのメンバーとしても活躍する大ベテラン。(2023/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555435-2 |