Home > CD & DVD > Labels > Gramola Records
レーベル別検索
Search results:130 件 見つかりました。
1910年、名ヴァイオリニストのクライスラーからヴァイオリン協奏曲の作曲依頼を受けたエルガーは、様々な技巧を盛り込んだ長大な作品を完成させ、クライスラーに献呈しました。しかし、当のクライスラーは作品を初演したものの、結局録音することはなく、他のヴァイオリニスト、メニューインやハイフェッツが好んで演奏、録音したことで後世に残る名作としての地位が確立されました。このアルバムではザルツブルク出身のヴァイオリニスト、イルンベルガーが独奏を担当、ジェームズ・ジャッドが指揮するロイヤル・フィルハーモニーと共にロマンティックな旋律を悠然と紡いでいきます。同時に収録されているのは、近年高い人気を誇るヴァイオリン・ソナタ。ピアノを担当するコルスティックの妙技も併せ、聴きどころの多い演奏が高音質でお楽しみいただけます。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99141 |
“古式ゆかしきオーストリア”かつてのハプスブルク帝国首都ウィーンの至るところでは、日常的にドイツ語とイデッシュ語(崩れた高地ドイツ語にヘブライ語やスラブ語の単語を交えた言語)が自然に混在していました。しかし第二次世界大戦時のナチスの政策によりこれらは一掃され、すっかりイデッシュ語は街の喧騒から消えてしまったのです。このアルバムは、ユダヤ系の作曲家による「イディッシュ語」による歌曲を集めたもの。伴奏もピアノだけではなく、ヴァイオリンやクラリネット、サクソフォンなどの楽器が加わることで、より親しみやすい雰囲気になっています。忘れられた歌が見事に復活しました。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99163 |
2019年6月にこの世を去った作曲家イヴァン・エレートのヴァイオリンのための作品集。ハンガリーで生まれオーストリアで活躍、第二次世界大戦中には苦難を強いられたものの、戦後は教師、ピアニストとしてドイツの音楽界の発展に力を尽くした人です。バルトークのようにハンガリーの民族音楽風の旋律を効果的に用いながら、時にはジャズのイディオムも取り入れるなど、エレートは多彩な作品を書き上げました。このアルバムではイルンベルガーがモダンな感覚を生かし、作品の魅力を丁寧に伝えています。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99020 |
ハンガリー出身、オーストリアで活躍するイヴァン・エレートの弦楽四重奏曲集。エレートは第二次世界大戦で苦難を強いられたものの、戦後は教師、ピアニストとしてドイツの音楽界の発展に力を尽くした作曲家です。前衛的な作風を用いることがなかったエレートの作品は、バルトークやブラームスからの影響が感じられる美しい旋律と、民謡風の雰囲気を併せ持つ魅力的なもの。ハンガリーの若手奏者たちによるアコード四重奏団は、デビュー作となるこのアルバムで、作品のすばらしさを丁寧に歌い上げています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99157 |
オペラやリートの舞台で世界的成功を収めるバス歌手ギュンター・グロイスベックと、2022年発売のアルバム「Nicht Wiedersehen! 二度と会えない」(GRAM99280)でも息の合った演奏を披露したピアニスト、マルコム・マルティノーが再び共演。シューマンの「女の愛と生涯」になぞらえた「男の愛と生涯」のタイトル通り、男性目線からの愛を追求したこのアルバムでは、ベートーヴェン、シューマンの名歌曲集に加え、ブラームスの6曲と、あまり耳にすることのないブルックナーの歌曲を選曲。深く力強い声で愛の喜びと悲しみ、苦しみを歌い上げています。(2024/09/13 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99294 |
前作「バロック・アラベスク」(GRAM99279)では、セファルディ伝承曲やギリシャの伝承曲などを披露した2012年結成のアンサンブル“フィオーリ・ムジカーリ・ オーストリア”。当盤のタイトル「風のバラ Rosa dei Venti」とは羅針盤・羅針図のことで、ヴェネツィア共和国が盛んなりし頃の船乗りたちが海に吹く様々な風に名前を付け、その方向を書き込んだ図がバラの花びらのようであったことに由来します。このアルバムでもさまざまな方角からイタリアに吹き寄せられたバロック時代の音楽と伝統音楽が楽しめます。収録曲は南イタリアに伝わるギリシャ由来の音楽や、東洋やアラビアの影響を感じさせる作品まで多種多彩。今回もチェンバロ奏者のマリンカ・ブレチェリの趣味のよいアレンジが施された作品が 巧みに組みこまれています。 (2024/02/23 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99310 |
アラベスクとはイスラム美術発祥の幾何学模様で、その多くは絡み合う植物の蔦や茎を図案化したものです。このアルバムでは西洋のバロック音楽、特に中南部ヨーロッパの音楽と、中東の音楽、イベリア半島のセファルディ伝承の音楽を組み合わせ、その地域間の民族移動などの関係性を探っていきます。例えばヘンデルがイギリスではなくスペインに移住していたとすれば・・・そんな観点から編曲が施された歌劇《アルチーナ》のアリアなどは聴き手の想像力に強く働きかけることでしょう。他にもチェンバロ奏者のマリンカ・ブレシェリが趣味のよいアレンジを施した哀愁漂うセファルディ伝承曲やギリシャの伝承曲など多彩な音楽が並べられています。演奏するフィオーリ・ムジカーリ・オーストリアは古楽器とさまざまなパーカッション、歌によるアンサンブル。今作ではワールド・ミュージックの分野でも名高いウードの名手、アルワ・サレハも演奏に参加、更なる彩りを加えています。(2022/10/28 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99279 |
『彼方への扉』と題されたこのアルバムは、1920年から1943年にドイツで作曲された4つの作品が、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを囲むように配置されており、ヒンデミットを除く3つの作品は世界初録音です。冒頭のエルトマンのソナタは、謎めいた6つの音符で幕を開ける初期モダニズムのスタイルで書かれた作品。第二次世界大戦中に亡くなったボルクの神秘的な前奏曲が続きます。バッハのソナタの次に置かれたのはヒンデミットの「外はとても良い天気だ」の副題を持つヴァイオリン・ソナタ。終楽章にモーツァルトの歌曲「春への憧れ」の旋律による変奏曲を持ちますが、美しい主題は全く別の音楽に変貌しています。最後のハインツ・シューベルト(1908-1945)の作品は不安な時期に作曲されたにもかかわらず「幻想曲」というタイトルが与えられた作品。苦しみの中の絶望が表現されています。ルーカス・ブルンネルトは1989年、ボンで生まれたヴァイオリニスト。8か月かけて製作されたこのアルバムでは、バッハと現代の表現主義を繋ぎ、興奮に満ちた音楽をヴァイオリン一挺で紡ぎあげています。(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola98006 |
オーストリアで生まれ、ナチスの迫害を受け亡命、イギリスで生涯を終えた作曲家ハンス・ガルのヴァイオリン作品集。若い頃ブラームスから強い影響を受けた彼、その伝統をしっかりと受け継ぎ、決して前衛には手を染めなかったガルの作品は、一時期は忘れられてしまったにもかかわらず、21世紀になって復興の兆しを見せています。このアルバムにはヴァイオリン協奏曲と2曲のヴァイオリン・ソナタを収録。重苦しさが漂う協奏曲、ユーモラスな第2楽章が特徴的なソナタ変ロ短調、軽やかなスケルツォが印象的なソナタニ長調、どれも知られざる作曲家の作風を雄弁に物語っています。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola98921 |
ジョージア(グルジア)出身の作曲家ギヤ・カンチェリ。地質学を学んだ後、トビリシ音楽院で作曲を学び作曲家として活動、1971年から20年間、トビリシのルスタヴェリ劇場の音楽監督を務め、舞台作品、映画音楽などを数多く手掛けたことで知られますが、このアルバムには彼が得意とした映画と舞台の作品に基づいた短編集となっており、その幅広い創造性がうかがえます。このアルバムではジョージア出身のピアニスト、セバシュヴィリを中心に、彼女と同郷のフルート奏者ハルシラーゼ、ソプラノのカルベリが参加。親密な演奏で、一つ一つの小さな曲に命を吹き込んでいます。(2020/12/18 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99235 |