Home > CD & DVD > Labels > Gramola Records
レーベル別検索
Search results:130 件 見つかりました。
19世紀初頭のヨーロッパでは、民族的な事項への関心が高まっていました。特にングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズなどイギリス周辺の文化が注目されていましたが、ここで活躍したのが、イギリスの楽譜商でアマチュア音楽家ジョージ・トムソンでした。彼は各地の民謡を採取し、これらを伴奏付きの歌曲に編曲するように当時名高い作曲家たちに依頼、ヘンデル、ハイドンやベートーヴェンたちが作品に仕立て上げました。ハイドンはこの仕事をとても楽しんだと伝えられていますが、ベートーヴェンはトムソンがの「もっと簡単な伴奏に書き替えて」という要求に同意することができず、「私は自分の作品を修正することに慣れていない」という答えを返すなど、やや不服の残る仕事だったようです。にも拘わらず、現在残っている一連の編曲はとても楽しく聞きごたえのあるもの。知られざるベートーヴェンの素顔が垣間見える曲集です。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99174 |
ベートーヴェンを得意とするバドゥラ=スコダは、何度もソナタ全集を録音していますが、こちらは1969年から1970年にかけてベーゼンドルファー・インペリアルで録音した壮年期を代表する全集。研究者、校訂者でもあるバドゥラ=スコダは、よく知られた作品でも、独特の解釈を披露。多くの示唆に富んだ演奏を聴かせます。CD1-9までのエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたのは、バドゥラ=スコダと並ぶ「ウィーン三羽烏」フリードリヒ・グルダの息子でピアニストのリコ・グルダであることにも注目。ボーナス・トラックとして添えられているのは、「ハンマークラヴィーア」ソナタの聴き比べ。ベーゼンドルファーとコンラート・グラーフ(ピリオド楽器)の音色の違いに耳を傾けてください。(2019/09/13 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola98743 |
オーストリアの若きハープ奏者エリザベート・プランク。ウィーン国立音楽大学でハープを学び、来日経験もある俊英です。彼女のアルバムのタイトルである「1825」とは、楽器会社エラールが新しいハープ(No.3804)を製造した記念すべき年。それまでは様々な工夫を重ねながら、作品が求める半音階や転調に対応してきたハープですが、1811年にエラールが更なる改良を加え、現代のペダル・ハープの原型となる「ダブルアクション・ハープ」を発表。このアルバムでは前述の1825年に製造された“当時の最新型”である楽器で、その時代の作品を演奏するという意欲的な試みが行われています。イギリス生まれ、ウィーンで名声を誇ったアルヴァーズの作品を中心に、世界初録音の曲も交えた様々な19世紀のハープ音楽を美しい音色でお楽しみいただけます。(2019/08/23 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99186 |
アメリカ出身のピアニスト、ベス・レヴィン(1950-)のリサイタル・アルバム。彼女は3歳でピアノをはじめ、12歳でフィラデルフィア管弦楽団と共演するなど頭角を現し、17歳の時にルドルフ・ゼルキンの元で研鑽を積みピアニストとして活動を始めました。アメリカ国内外で数多くのコンサートを開催するとともに、マールボロ音楽祭で活躍。バッハやベートーヴェンやシューマンなどの録音も高く評価されています。このアルバムは2019年のボルティモア音楽祭のライヴ。彼女はプログラムの冒頭にヘンデルの組曲を置き、次にスウェーデンの作曲家エリアソンの旋律的な「メリーゴーランド」で気分を替え、メインの「ハンマークラヴィーア」へ流れるというプログラムを披露しています。プログラムを披露しています。2012年に発表した「ベートーヴェン:最後の3つのソナタ」が評論家から大絶賛され、「次はハンマークラヴィーアを」とのリクエストに応えたという渾身のライヴ録音です。(2020/12/18 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola98011 |
20世紀から21世紀に書かれた「ヴィオラとオルガン」のための曲集。あまり耳にすることのない響きの組み合わせですが、どことなくエキゾチックな音色が独得の魅力を醸し出しています。スウェーデンの作曲家ショルドの幻想曲は、重苦しいコラール風。曲の最後でヴィオラが切ないメロディを歌い上げます。ロマンティックな作風によるイギリスのボーエンの2作、オーストリアの現代作曲家ライトナーとスイスのマルタンの「教会ソナタ」はバロック期の様式に12音などの現代的な要素を加えた斬新な曲。ザルツブルクのモーツァルテウム大学で学んだロワイエとライトナーは、どちらも現代音楽を得意とし、このアルバムでも優れた演奏を披露しています。(2018/08/29 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99168 |