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アメリカン・クラシックス

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    W. シューマン:交響曲第4番、第9番/サーカス序曲(シアトル響/シュワルツ)

    交響曲第9番のタイトル「フォッセ・アルデアティーネ」とは、ナチスによる虐殺事件の起きたアルデアティーネ洞窟のことです。作曲に先立って訪れた、同地の印象がインスピレーションを与えたというこの作品は、単旋律で静かに始まり、多くのドラマを経て、弔鐘の打ち鳴らされるクライマックスで終了しますが、その息の長く、深い感情の表現は見事といえましょう。一方、交響曲第4番や小品2曲は、シューマンの別の顔を見せていて、いかにもアメリカといった明るく屈託のないパワーを感じさせる、爽快な仕上がりです。また、どの曲でもそうですが、アカデミックに洗練された作曲技法の確かさにも、感服させられます。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559254

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    キルヒナー:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲/ピアノ三重奏曲/ピアノ・ソナタ/トリプティック(コンティニューム)

    20世紀アメリカの名室内楽曲を辿る本シリーズ、今回はブルックリンに生まれ、シェーンベルク、ブロッホ、セッションズらに学び、ヨー・ヨー・マを指導したこともあるという、キルシュナーの登場です。彼の音楽は、耳当たりのよい旋律がほとんど見当たらないにもかかわらず、ダイレクトに聴衆に感情に訴えかけてくるような、力強い表現力を持っています。奏者には、それぞれの楽器の持っている特性を素直に引き出す範囲で、高度な要求が課されており、演奏効果も高い作品ばかりです。特にピアノ三重奏曲など、激しいリズムや、鋭い音のぶつかりによるテンションの高まりが凄まじく、ただひたすら圧倒されるばかりです。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559195

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    コープランド:ピアノ・ソナタ/ピアノ幻想曲/ピアノ変奏曲(パステルナック)

    コープランドといえば、オーケストラ曲の人というイメージがありますが、ピアノ曲も重要なフィールドです。もちろん当盤の収録曲でも、コープランドらしい、ジャズやラテン・アメリカの民俗音楽の要素を随所に聴くことができますが、有名曲などに比べると、より抽象的な、純粋な音の戯れが前面に出てきている分だけ辛口ですが、味わい深さも格別です。中でも注目作は、とりわけ規模も大きい「幻想曲」でしょう。飛行機事故で若き命を絶たれた天才ピアニスト、ウィリアム・カペルのために計画していた協奏曲のスケッチを改作したものだけに、技巧的にも大変高度なものを要求する作品となっています。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559184

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    ボルコム:無垢と経験の歌(ブリューワー /スラットキン)

    生前は詩人としての業績は評価されなかったにも関わらず、今日では最も重要なイギリスの詩人と位置づけられているウィリアム・ブレイク。多くの作曲家たちをも惹き付けて止まない代表作「無垢と経験の歌」の世界を、現代アメリカの作曲家ボルコムが、25年間の人生を捧げ、何と2時間を大きく超える超大作声楽曲として描きました。普通に調性がある曲から激しい不協和音はもちろん、フォーク、ロック、レゲエなどの要素も惜しげなく使うという、「何でもあり」作戦。これだけごたまぜにするからこそ、全体の終曲のわかりやすさ、楽しさが感動を誘います。大指揮者スラットキンの棒の下、声楽の水準が非常に高いライヴ録音でお届けします。(2005/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559216-18

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    チャドウィック:交響曲第2番/交響的スケッチ(ウクライナ国立響/クチャル)

    ライプツィヒやミュンヘンで修行を積んだチャドウィックの音楽は、純ヨーロッパ風の枠組みによっています。よって、シューマン風やメンデルスゾーン風の場面が、あるいはアメリカの民俗的要素が漂ってくると、ドヴォルザーク風の場面が出てきます。そのよい例が、交響的スケッチの「ノエル」で、優しいイングリッシュ・ホルンの調べが、「新世界」の第2楽章を思い起こさせるのは、何とも微笑ましいところです。また同曲の「ジュビリー」も、歓喜が爆発するような部分と、甘美なメロディーがたっぷり歌われる部分の取り合わせ絶妙の佳曲です。一方の交響曲第2番では、当盤で唯一といってもよい、短調がメインとなる第3楽章での彫りの深い楽想が、特に印象的です。(2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559213

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    アイヴズ:4分音の3つのピアノ曲/5つのテイクオフ/ハロウィーン/日の出(コンティニューム)

    流石はアメリカ実験楽派の中でも、大物中の大物のアイヴズです。ピアノを核とした、小規模アンサンブルを中心とした当盤ですが、常人の発想を超越したそのサウンドの刺激度たるや、脳に心地のよい痺れが来るほどです。暴力的なまでに打ち付けられるピアノの音塊をバックに、絶叫するかのようなソプラノが絡んだり(3など)、弦楽器が狂ったように走り回ったり(6など)、物凄いとしかいいようがありません。4分音(通常の半音の中間)に調律したピアノを用いた15~17は、まさに調子が外れたような響きの連続で、慣れてくると気持ちがよい?ですが、それまでは体質によっては、気分が悪くなるかもしれませんのでご用心!(2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559194

  • テイタム:インプロヴィゼーションズ(スティーヴン・メイヤー)

    (2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559130

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    スティル:交響曲第1番「アフロ=アメリカン」/イン・メモリアム/交響詩「アフリカ」(フォート・スミス響/ジーター)

    ミシシッピ生まれのスティルは、アメリカ発の本格的な黒人作曲家、指揮者で、ポピュラーとクラシックの双方の領域で活躍しました。代表作である交響曲第1番「アフロ=アメリカン」は、その名のとおり、黒人音楽、ポピュラー音楽の要素が盛り込まれており、第1楽章冒頭の哀愁を帯びたイングリッシュ・ホルンによるブルース風の旋律、第3楽章での驚くほどノリのよい踊りのリズムなど(バンジョーまで動員!)、大変に親しみやすい作品です。しかし実は単に楽しいだけに終わらない、作曲者が自らのルーツに持つ誇りが感じられる、美しく感動的な音楽であるということに、この作品の真の価値があると申せましょう。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559174

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    カウエル:イランへの礼賛/ピアノ小品集/5つのセット/6つのカジュアルデヴェロップメント/2つの歌(セルツァー/コンティニューム)

    ブックレット表紙の作曲者自身の雄姿に見られるような、ピアノの弦から直接音を出す内部奏法、手のひらや腕を使って、多数の音を一度に鳴らすクラスター奏法は、カウエルのトレードマークともいうべきものでしょう。当盤のピアノ曲、ピアノパートの多くでも使用されており、「エレジー」「バンシー」など、ほとんどピアノ曲に聴こえないほどです。その他、「イランへの礼賛」でのアラブ系無国籍風?のなんともいえない調べや、ピアノ、ヴァイオリン、打楽器の編成の妙をカウエル流に発揮した「5つのセット」(無窮動的な第4曲など特に印象的)など、とにかく不可思議サウンドが満載で新鮮な驚きに満ちています。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559193

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    ブルーベック:歌曲集(ハーン/ブルーベック)

    ブルーベックは、もちろん押しも押されぬジャズの大御所ですが、彼は師であるダリウス・ミヨーの影響も受けてか、ジャズとクラシックの融合を作曲で試みています。ここに聴く歌曲集には、作曲者の優れた感性のおかげで、想像を大きく上回る成果があるのです。冒頭「オール・マイ・ラヴ」から暫くは、期待通りのジャジーなテイストのソングが続きます。作曲者自身が弾く「ゼアル・ビー・ノー・トゥモロー」の長いピアノ前奏なども聴き逃せません。「タオ」はピアノ無しのアカペラという意欲作。「ドリーム・ダスト/ホールド・ファスト・トゥ・ドリームス」などは十二音技法まで取り入れます。ノスタルジックなメロディーの「ワンス・ホエン・アイ・ワズ・ベリー・ヤング」で締め括ります。素直に酔いしれることができる、珠玉のソングたちをお届けします。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559220