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アメリカン・クラシックス

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    レフラー:4つの弦楽器のための音楽/弦楽四重奏曲(ダ・ヴィンチ四重奏団)

    ボストンで活躍したレフラーの、それぞれに仕掛けのある弦楽のための室内楽曲たちです。「4つの弦楽器のための音楽」は、第1次大戦で戦死したパイロットを悼む音楽で、全曲から悲しみの感情がうかがえますが、第2楽章ではチェロが特殊な調弦をすることによって、通常ではこの楽器が出すことのできない低音(楽章終結部では何と短6度低いミまで!) を出し、絶妙な効果を上げています。またヴァイオリンを3つにする、というのは弦楽五重奏曲としては変り種の編成ですが、見事にその編成の妙が活かされており、こちらでも高音域で絡み合う3本の線という、他ではあまりない響きを聴くことができます。(2003/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559077

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    バーリン:バーリン・フォー・ブラス(チェスナッツ・ブラス・カンパニー)

    純粋クラシックばかりではないのが、ナクソスが誇る「アメリカン・クラシックス」シリーズのいいところ。バーリンと言えば、あの「ホワイト・クリスマス」の作曲家。旧ロシアでユダヤ人の両親のもとに生まれ、マンハッタンに逃亡して貧乏な生活の中で作詩作曲を独学で習得、数々のヒット作を生み、ついには「彼こそがアメリカ音楽だ」と称されるほど、アメリカン・ドリームの体現者になりました。そのバーリンの名曲の数々を、トランペット2、ホルン、トロンボーン、チューバのクィンテットにアレンジし、アメリカの人気演奏家が吹くアルバム。まさに、これぞアメリカ音楽と言える楽しみが充満しています。(2003/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559123

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    ダイアモンド:交響曲第1番/ヴァイオリン協奏曲第2番/巨大な部屋(タルヴィ/シアトル響/シュワルツ)

    新ロマン主義としての立場を旗幟鮮明にしていたダイアモンドですが、「交響曲第1番」や「ヴァイオリン協奏曲第2番」は、どちらかといえば新古典主義的な作風が支配的で、簡潔な形式の中で手際よく表現されている明朗快活な曲想と、スパイスの効いたオーケストレーションが聴きものです。一方、幻想曲との言明の通り、自由な形式による「巨大な部屋」は、行き違いで投獄された体験に基づく、E.E.カミングズの戦争小説にインスパイアされた作品ですが、こちらではより生々しい表現が前面に出てきており、ゆったりとした流れの中で繰り返される、情感のうねりが静かな感動を誘います。(2003/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559157

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    ロックバーグ:交響曲第5番/ブラック・サウンズ(ザールブリュッケン放送響/リンドン=ジー)

    ニュージャージー生まれの現代ロマン派の大御所ロックバーグの作品は、聴くものの胸を直接揺さぶるようなものを持っており、現代音楽としては「敷居の低い」部類に入るのではないかと思います。「交響曲第5番」は、12音技法によるところも大きいですが、生々しい情念を感じさせるような卓抜なオーケストレーションにより、必ずしも難解な印象を与えません。一方弦楽オーケストラのための「超絶変奏曲」は、スローテンポを基本とし、イ長調という明確な調性を中心にした音楽ですが、その繊細にして豊麗な弦の絡み合いは、まさに超絶的な美しさ、天国的な響きとすら申せましょう。(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559115

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    ロックバーグ:ブラック・サウンズ/聖歌「何ゆえに悲しむや、わが心よ」/7つの情景によるモノドラマ「パイドラ」(ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト/ローズ)

    たまには現代音楽らしい現代音楽を聴きたくなる貴方に推薦するのが現代アメリカのロックバーグ。神話に題材を求めた「パイドラ」は、半音階的な音の洪水が何故かカッコよく感じられるから不思議、手に汗握る迫力で、最後まで飽きさせません。叫び声まで使う、女性歌手の表現力の幅広さは拍手喝采もの!バレエのための音楽「ブラック・サウンド」のオーケストレーションも素晴らしく、演奏時間12分過ぎからの猛烈な高揚は、この部分だけ繰り返し聴きたくなるほど。「ドイツの三大S」と称される一人シャイトによる管弦楽曲には、作曲者の作曲様式の多様性が伺えます。作曲者自身による曲へのコメント付き。(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559120

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    ビーチ:ピアノ協奏曲/交響曲「ゲーリック」(フェインバーグ/ナッシュヴィル響/シャーマーホーン)

    ビーチ夫人は女流作曲家としては、最も名前の知られている存在の一人ではありながら、未だその作品自体が、必ずしも広く親しまれていないのは残念な限りです。優れたピアニストであった彼女自身が演奏するためにも作曲されたピアノ協奏曲は、夢見るほど美しいメロディーに恵まれた、実に優れたロマン派ピアノ協奏曲の一つといってよいでしょう。もちろん技巧的な見せ場にもことかかず、分厚い和音やオクターヴを駆使した第1楽章のカデンツァなど、豪壮といってもよいほどです。また一方の交響曲も、色彩豊かなオーケストレーションでアイルランドの旋律を織り込んだ、魅惑的で美しい力作です。(2003/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559139

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    ゴットシャルク:ピアノ作品集(リカド)

    新大陸最初のヴィルトゥオーゾ・ピアニストであったゴットシャルクは、演奏効果抜群のピアノ曲を量産しました。それらの多くが、南北アメリカ大陸の民俗的要素を持っており、それぞれがとてつもなく陽気な明るさや、決してジメジメしない健康的なメランコリーに満ちています。ちょっと大味だけれど、素朴でおいしい手作りお菓子といった感覚で味わえる、実に楽しい小品たちです。また最終トラックに、「星条旗よ永遠なれ」と「アルプス一万尺」と「ヘイル・コロンビア」を合体させた怪曲としても名高い?「ユニオン」が収められているのもお楽しみです。セシル・リカドの一気呵成の演奏も気合十分でイケています。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559145

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    ピストン:交響曲第4番/ニューイングランドの3つの情景(シアトル響/シュワルツ)

    ミネソタ大学創立100周年記念のために作曲された交響曲第4番は、いわばミネソタ讃歌ともいうべき内容を持っているといってよいでしょう。全編がポジティヴな活気に満ちあふれ、リズムとオーケストレーションの多彩さは、目を瞠るばかりです。カントリー音楽の引用も登場しますが、ご当地っぽい響きが随所に聴かれるのも魅力の一つです。そしてさらに素晴らしいかもしれないのが「カプリッチョ」! たった10分の小品ですが、この中に静から動まで、ハープという楽器のあらゆる魅力が濃縮還元されており、聴けば必ずこの楽器のもつ豊かな可能性を再認識するという、目からウロコの大傑作です。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559162

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    コンヴァース:神秘のトランペッター/交響詩「大衆車1000万台」/ エンディミオンの物語(バッファロー・フィル/ファレッタ)

    フレデリック・シェパード・コンヴァースという名の19世紀生まれの米国の作曲家を知る人は殆どいないことでしょう。でも当盤を一聴すれば、その余りにもアメリカ的な音楽を心から気に入って下さることを確信します!時にノスタルジックで時に陽気なメロディー、豪壮な高揚といった要素は、映画、アニメなどの商業的音楽も含めて、アメリカ音楽の発展に間違いなく貢献しています。特に「神秘のトランペッター」は傑作で、胸のすくようなラスト1分間で締めくくられます(3の豪快なラストも素晴らしい!)。「安自動車一千万台」は、フォード社の安価な大量生産車を題材にした物語的性格の濃い描写音楽。アメリカ音楽得意の女性指揮者の爽演で。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559116

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    ローレム:夏の終わり時祷書/ブライト・ミュージック(フィボナッチ・セクエンチェ)

    少年期にラヴェルとドビュッシーに出会って人生が変わり、米国現代音楽界を代表する作曲家に成長したローレム。声楽曲に焦点が当てられることが多い人物ですが、当盤で聴く3つの室内楽の充実ぶりは驚きです。特に注目はカトリックの一日の祈りをテーマにした「時祷書」で、フルートとハープだけで表現する敬虔な感情、音空間の美しさは必聴です。カプリシャスなヴァイオリン独奏で始まる「夏の終わり」や、一聴しただけではタイトル"ショパン"との関連(実はピアノ・ソナタ第2番終楽章がもと)がわからないけれど、とにかくかっこいい16を含む「ブライト・ミュージック」の、確かな作曲技術にも脱帽です。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559128