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アメリカン・クラシックス

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    ダイアモンド:交響曲第2番、第4番(シアトル響/シュワルツ)

    クラシック音楽には、色々と定番といってもよいジャンルがありますが、「葬送行進曲」というジャンルは、異彩を放っています。死は様々な感情を人々に起こさせる、人生最大のイベントの一つであり、芸術家にとってもインスピレーションの源泉となるからでしょう。第2次大戦のムードが反映された、ダイアモンドの第2交響曲の第1楽章もその優れた一例で、荘重さと深みを兼ね備えた楽想は、ダイレクトな感動を誘います。対極的に生気と活力に溢れる終楽章との対比も見事です。また、精神物理学の創始者フェヒナーの思想の影響を受けた第4番も、ピアノを加えた楽器編成が効果的な、聴き応えのある作品です。(2004/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559154

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    エバーハード:ピアノ協奏曲/プロメテウスの嘆き(ディノヴァ/サンクトペテルブルク・カペラ響/チェルヌシェンコ)

    アメリカの作曲家エバーハードの世界初録音曲を2曲。我々日本人は、まず「プロメテウスの嘆き」を聴かなければなりません。サブタイトルから明らかなように、広島・長崎の原爆犠牲者に寄せる音楽として書かれたものです。無伴奏バス独唱がロシア正教の典礼の伝統に則る形で、静かに歌いだし徐々に高揚、その後は弦楽合奏が引き継ぎます。「ピアノ協奏曲」は、ピアニストのディノワの見事なスクリャービン演奏に感動した作曲者が、彼女のために書いた協奏曲ですが、第2楽章作曲中に原潜クルスクの悲劇の報を知り、事故の犠牲者に捧げられました。人間の精神の不屈を称える意欲作です。(2004/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559176

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    アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード」/様々な調べと変奏/天国鉄道(メイヤー)

    アイヴズといえば、前衛的、複雑系といったイメージがあり、彼の音楽にそういった要素がふんだんに含まれていることも事実でしょう。代表作であるこのコンコード・ソナタでも、戦慄を覚えるほど錯綜したパッセージは、いくつも登場します。しかし彼の音楽からは、その複雑さにもかかわらず、こけおどし的な作為性とは対照的な自然さ、単純さを、感じ取ることができるのではないでしょうか。彼の好きな響き、聴きたい音楽を素直に綴った結果がこの音楽なのです。専門的な教育を受けながらも、実業界に入り、一方で作曲を断念したわけでもなく、日曜作曲家として活動を続けたアイヴズが行く「我が道」が、ここにあります。(2004/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559127

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    ダイアモンド:組曲「トム」/交響曲第8番/この聖なる地(シアトル響/シュワルツ)

    なんといっても興味深く、かつ面白く聴けるのは、あのリンカーンによる世紀の「ゲティスバーク演説」に、音楽をつけてしまった「この聖なる地」でしょう。荘重な序奏からしてワクワクさせられ、厳かな演説開始部、その後怒涛のオーケストラ間奏部や緩徐的な部分など、あの手この手を効果的に取り混ぜ、最後はやりすぎなぐらいの圧倒的クライマックスを迎えます。こんなにカッコいい音楽をつけてもらって、リンカーンも本望のことでしょう!? 同じく奴隷解放運動に関連した小説「アンクル・トムの小屋」を下敷きにした、バレエ「トム」のための音楽も、魅力的なリズムと演奏効果に富んだ佳品です。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559156

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    ホヴァネス:交響曲第22番/チェロ協奏曲(シュタルケル/シアトル響/ホヴァネス)

    東洋と西洋、古代と現代の融合を指向し、その音楽はさしずめ森羅万象の響きと言える、全く独自の世界を展開したアメリカ現代音楽の先駆者ホヴァネス。彼は、その後のミニマル派や、今日もてはやされるペルトやラウタヴァーラらも、その延長線上にあると言っても過言ではないほどの偉人なのです。ホヴァネスは30歳を目前にして、何と一千曲近い自作曲を破棄、その際に残された数曲の一つが「チェロ協奏曲」でした。当盤は、世界的名手シュタルケルを起用した世界初録音です。空想の都市を描いた「交響曲第22番」は作曲者自身の指揮。正にファンには垂涎の音源2曲が揃いました。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559158

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    バーバー:ノックスヴィル「1915年の夏」/管弦楽のためのエッセイ第2番、第3番(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/オルソップ)

    今や最も注目される指揮者に成長したオルソップによるナクソスのバーバー・シリーズは、演奏・録音・選曲全てが絶好調。ここで特にお薦めしたいのが、録音が少ない「祝典トッカータ」。オルガンと管弦楽による豪壮な冒頭や、オルガン独奏のヴィルトゥオジックなカデンツァと、近代管弦楽曲ファンの耳を喜ばせるには十分な要素が詰まっています。独奏者に名手トロッターを起用しているのも注目。ソプラノ独唱が入る抒情的な「ノックスヴィル」や、それぞれワルター、オーマンディのために書かれた管弦楽のための「エッセー」第2、3番は、20世紀の管弦楽曲の名品として評価が確立されています。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559134

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    ロックバーグ:ヴァイオリン協奏曲(スケアヴェズ/ザールブリュッケン放送響/リンドン=ジー)

    ロックバーグのヴァイオリン協奏曲は、かつてアイザック・スターンの演奏、LP録音により、知る人ぞ知る曲でした。しかしそれは、この大ヴァイオリニストの意向で、作曲者のオリジナルの着想よりも、大幅に短縮されたものでした。ロックバーグといえば、無伴奏ヴァイオリンのために、パガニーニの主題による、何と51もの変奏からなるカプリス変奏曲を手掛けたことでも知られています。それだけにあって、当初の姿を復元した本録音は、特にヴァイオリン・ファンにとっては待望の新録音といえましょう。決して徒に名人芸的な曲ではありませんが、濃密な書法が随所に登場してうならされます。(2004/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559129

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    クレストン:交響曲第5番/トッカータ/パルティータ(シアトル響/シュワルツ)

    イタリア系移民の子としてニューヨークに生まれたクレストンは過去の大作曲家たちの音楽に魅せられ、基本的に作曲を独学で学び、大恐慌後のアメリカで好んで演奏されるほどに成長しました。伝統的な書法のため暫く忘却の時代が続きましたが、本人の死後ようやく、再び見直されているのです。例えばホイットマンに触発された「揺籃の中から」の、ピアノを中心とした美しい響きは、聴き手を魅了して止まないことでしょう。「交響曲第5番」や「祈りと舞曲」の後半のようにリズミカルな作品は、決して調性がわかりやすくないのに、不思議な魅力を発散、思わず興奮を誘います。DELOSレーベル音源の再発売盤。(2004/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559153

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    カーター:交響曲第1番/ピアノ協奏曲/祭日序曲(ナッシュヴィル響/シャーマーホーン)

    カーターといえば、20世紀アメリカ作曲界を代表する大御所の一人で、いかにもゲンダイオンガク的、複雑で演奏至難な作品を作曲したことで知られています。そんなイメージどおりなのがピアノ協奏曲、親しみやすいメロディーなどまるで存在せず、どこまでも辛口で、錯綜するパッセージの連続です。しかしその美しいこと! 耳に優しい現代作品も増えてきた今こそ、こういったガチンコのストロング・スタイルの良さを、改めて見直したいものです。なおその他の2曲は、イメージに逆らった親しみやすさに意表を突かれるかも!?(2004/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559151

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    グリフェス:フビライ・ハンの快楽殿/白い孔雀(バッファロー・フィル/ファレッタ)

    僅か35歳での早世が惜しまれてならないグリフェスは、ドビュッシーやスクリャービンの影響を強く受けていますが、その濃密で神秘的、官能的な響きには独特の個性があります。彼の作品で最も有名な「白い孔雀」の他、いくつかの曲はピアノ曲からの編曲ですが、艶かしい響きはむしろオーケストラにピッタリといえるかもしれません。「フィオナ・マックレードの3つの詩」の美しさにも、溜息が出てしまいます。グリフェスはまた、東洋趣味に関心を示したことでも知られていますが、そのよい例が「フビライ・ハンの快楽殿」で、エキゾチックなムードが全編にふりまかれています。(2004/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559164