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アメリカン・クラシックス

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    チャドウィック:交響曲第2番/交響的スケッチ(ウクライナ国立響/クチャル)

    ライプツィヒやミュンヘンで修行を積んだチャドウィックの音楽は、純ヨーロッパ風の枠組みによっています。よって、シューマン風やメンデルスゾーン風の場面が、あるいはアメリカの民俗的要素が漂ってくると、ドヴォルザーク風の場面が出てきます。そのよい例が、交響的スケッチの「ノエル」で、優しいイングリッシュ・ホルンの調べが、「新世界」の第2楽章を思い起こさせるのは、何とも微笑ましいところです。また同曲の「ジュビリー」も、歓喜が爆発するような部分と、甘美なメロディーがたっぷり歌われる部分の取り合わせ絶妙の佳曲です。一方の交響曲第2番では、当盤で唯一といってもよい、短調がメインとなる第3楽章での彫りの深い楽想が、特に印象的です。(2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559213

  • テイタム:インプロヴィゼーションズ(スティーヴン・メイヤー)

    (2005/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559130

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    カウエル:イランへの礼賛/ピアノ小品集/5つのセット/6つのカジュアルデヴェロップメント/2つの歌(セルツァー/コンティニューム)

    ブックレット表紙の作曲者自身の雄姿に見られるような、ピアノの弦から直接音を出す内部奏法、手のひらや腕を使って、多数の音を一度に鳴らすクラスター奏法は、カウエルのトレードマークともいうべきものでしょう。当盤のピアノ曲、ピアノパートの多くでも使用されており、「エレジー」「バンシー」など、ほとんどピアノ曲に聴こえないほどです。その他、「イランへの礼賛」でのアラブ系無国籍風?のなんともいえない調べや、ピアノ、ヴァイオリン、打楽器の編成の妙をカウエル流に発揮した「5つのセット」(無窮動的な第4曲など特に印象的)など、とにかく不可思議サウンドが満載で新鮮な驚きに満ちています。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559193

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    ブルーベック:歌曲集(ハーン/ブルーベック)

    ブルーベックは、もちろん押しも押されぬジャズの大御所ですが、彼は師であるダリウス・ミヨーの影響も受けてか、ジャズとクラシックの融合を作曲で試みています。ここに聴く歌曲集には、作曲者の優れた感性のおかげで、想像を大きく上回る成果があるのです。冒頭「オール・マイ・ラヴ」から暫くは、期待通りのジャジーなテイストのソングが続きます。作曲者自身が弾く「ゼアル・ビー・ノー・トゥモロー」の長いピアノ前奏なども聴き逃せません。「タオ」はピアノ無しのアカペラという意欲作。「ドリーム・ダスト/ホールド・ファスト・トゥ・ドリームス」などは十二音技法まで取り入れます。ノスタルジックなメロディーの「ワンス・ホエン・アイ・ワズ・ベリー・ヤング」で締め括ります。素直に酔いしれることができる、珠玉のソングたちをお届けします。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559220

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    スティル:交響曲第1番「アフロ=アメリカン」/イン・メモリアム/交響詩「アフリカ」(フォート・スミス響/ジーター)

    ミシシッピ生まれのスティルは、アメリカ発の本格的な黒人作曲家、指揮者で、ポピュラーとクラシックの双方の領域で活躍しました。代表作である交響曲第1番「アフロ=アメリカン」は、その名のとおり、黒人音楽、ポピュラー音楽の要素が盛り込まれており、第1楽章冒頭の哀愁を帯びたイングリッシュ・ホルンによるブルース風の旋律、第3楽章での驚くほどノリのよい踊りのリズムなど(バンジョーまで動員!)、大変に親しみやすい作品です。しかし実は単に楽しいだけに終わらない、作曲者が自らのルーツに持つ誇りが感じられる、美しく感動的な音楽であるということに、この作品の真の価値があると申せましょう。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559174

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    フォス:ピアノ独奏作品全集(スコット・ダン)

    ドイツからの移民であったフォスですが、渡米後たちまちアメリカに魅了されてしまったそうです。それゆえ「アメリカ的なもの」に対するこだわりは大変なものがあり、収録曲の多くの部分から容易にジャズの影響を聴き取ることができます。10のレニーとはもちろん、友人だったバーンスタインのことで、彼のミュージカルの旋律を美しく編曲したものです。また、タイトルからしてそうなっている6~10は特に象徴的ですが、バッハに対する傾倒も示し、対位法的、線的な書法による独特のクールな響きも、彼の音楽の大きな特色となっています。なおピアニストのスコット・ダンは、作曲者とも親交があり、いわばお墨付きの演奏と申せましょう。(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559179

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    マッケイ:ヴァイオリン協奏曲/シンフォニエッタ第4番 /大平原に広がる歌(レアギン/ウクライナ国立響/ウィリアムズ)

    調性の枠内で書かれているマッケイの作品には、革新性の要素は希薄ですが、その代わり「趣味の良さ」があり、それが聴くものを魅了します。ヴァイオリン協奏曲は、期待通り演奏効果満点のヴィルトゥオジテが横溢しており、ハイフェッツに高く評価されたというのも納得です。第1楽章に、シベリウスのヴァイオリン協奏曲に似たモチーフが現れるのもご愛嬌でしょう。また「大平原に広がる歌」は、スタインウェイ社創立100年記念を祝うために書かれた作品で、ピアノは高音域で煌くようなオブリガート(ちょっとだけメシアン調!?)を奏するのですが、出番は控え目なくらいにもかかわらず、その絶品ともいうべき美しさは、強く印象に残ります。(2005/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559225

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    カウエル:カルテット/ヴァイオリン組曲/ソングス/ピアノ小品集/ポリフォニカ/アイルランド組曲(ザックス)

    アメリカ実験音楽を代表する一人であるカウエルは、実にさまざまな試みを行いました。その中でも特によく知られているのは、肘や手の平で、ピアノの鍵盤を一度にたくさん押さえて、文字通り「音の塊」を鳴らす、トーン・クラスター奏法や、鍵盤でなく内部の弦を直接触って音を鳴らす、内部奏法の大々的な使用です。当然ながら当盤収録のピアノ曲(やピアノパート)でも、トンデモないことになっています。そしてカウエルの音楽の素晴らしいところは、このような実験的要素が実験のための実験に堕することなく、表現のための技法として昇華されており、誰の耳にもわかりやすく楽しめるようなものとなっていることでしょう。(2005/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559192

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    グラス:交響曲第2番、第3番(ボーンマス響/オルソップ)

    実はヴァイオリン奏者として、グラスその人とグラス作品の録音にかかわったこともあるというオルソップ、それだけグラス作品に関しては特別の思い入れがあるそうです。そんなこともあり、特に弦楽合奏のための作品である交響曲第3番は注目されますが、期待通りの名演といえましょう。弦楽器のみという音色上の制約を逆手に取ったかのような新鮮な色彩感と、パターン変化の妙味が大変よく引き出されています。特にヴァイオリン・ソロが素晴らしい叙情的ムードをかもし出す第3楽章は鮮烈な印象を与えます。交響曲第2番もまた、透明感のある響きのパターンがじりじりと移り変わっていく、グラスならでは美しさに満ちています。 (2005/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559202

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    バーバー:キャプリコーン協奏曲/歌劇「ブリッジ遊び」/オーボエと弦楽のためのカンツォネッタ/歌劇「ヴァネッサ」 Op. 32 - 間奏曲(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/オルソップ)

    バーバーの管弦楽曲集もこれでついに最終巻、当盤には多彩な曲想の楽曲が集まっています。「キャプリコーン協奏曲」は、バッハのブランデンブルク協奏曲第2番と全く同じ編成(フルート、オーボエ、トランペットと弦楽)のために書かれていますが、肩の力が抜けたような軽やかさが持ち味です。また「ヴァネッサ」からの間奏曲や「カンツォネッタ」などは、有名な「弦楽のためのアダージョ」に通ずるような、透徹した叙情性が味わえる、しっとり系の作品。ところが「ブリッジ遊び」となると、たった一幕、9分あまりといってもこれは立派な歌劇、しかも語法にはジャズの要素がふんだんに取り込まれているのだから、驚かされてしまいます。(2005/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559135