アメリカン・クラシックス
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クラシックCD売り場でも、ときどき名前を見かけるジャズ・ミュージシャンがいますが、「テイク・ファイヴ」で有名な大御所・ブルーベックもその一人、実はミヨーに作曲を学んだという経歴の持ち主でもあります。タイトルを一見してすぐわかるのは、1~9はバッハに対するオマージュ作品であること。盤の冒頭で、いきなり「半音階的幻想曲とフーガ」の冒頭がほぼそのまま引用されますが、その後は独自の展開を見せます。また特に日本人にとって興味深いのは「ライジング・サン」が、作曲者自身が感じた東京での夜明けの印象や、芭蕉の句がインスピレーションを与えているらしいこと。甘いムードに包まれた美しい佳曲です。(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559212 |
やっぱりスーザと言えば「星条旗よ永遠なれ」を聴かなきゃ始まりません。お待ちかねの作品が遂に登場します。よくよく耳を澄ませてみると、普段は聴き逃すパートも聞こえ、名曲の奥深さを再発見できます。「ヤンキー海軍の栄光」もスーザ屈指のマーチの一つ。ところで、隠れたお勧めが「由緒ある名誉砲兵中隊」で、日本では「蛍の光」として有名な、あの旋律が登場して大活躍、これは聴き逃せません(一番の感動物かも)!「飛行士」では飛行機の音をミキシング。誰もがスーザの偉大さにあらためて敬礼してしまうアルバムです。(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559093 |
巨匠指揮者の作曲家としての業績を21世紀に語り継ぐ、ナクソスのバーンスタイン・シリーズは絶好調。当盤は作曲家の創作活動の最初期と最後期の代表作をカップリング、彼の創作活動にはヒューマニズムや、平和への祈りが一貫していたことを明らかにします。特に注目は録音に恵まれない「管弦楽のための協奏曲」、どうしてもバルトークの名曲を連想させるタイトルにバーンスタインも挑戦したのです。14、15にはバーンスタインの作曲語法の魅力が凝縮されています。交響曲第1番は、第2次世界大戦の最中に書かれ、既に名曲の座を獲得しています。ジャッドの棒は常に冷静で、丁寧に音楽を語っています。(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559100 |
ラザロフのオーケストラ曲3題、とにかく一聴してすぐ印象に刻み込まれるのは、大編成の厚みをフルに活用した、オーケストレーションのカッコよさでしょう(特に打楽器系には注目!)。カンディンスキーの絵画にインスピレーションを得たという、「タブロー」ではもちろんピアノが大活躍。透明感と鋭利な切れ味を持つこの楽器の響きは、ラザロフのオーケストレーションには、大変にマッチしています。一方ヴァイオリン協奏曲では、やはりソロ楽器の特性か、よりリリカルな表現が目立ちます。また、ソロ楽器を持たない交響曲では、オーケストラ自体の表現の幅を、心ゆくまで堪能することができるといえましょう。(2004/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559159 |
第1集(8.559091)でのけぞった貴方も、そうでない貴方もお待たせしました! あの魂を抉るような異形の響きが帰って参りました!!しかも今度は強力な助っ人を連れて!!!第7番「天使たち」は何とオルガンの共演つきで、オルガンは鋭いトーンクラスターや、調的な聖歌のメロディーを奏でて、ウニャウニャとグリッサンド上下行を繰り返す弦楽群と絡み合い、不可思議サウンドを紡ぎ上げていきます。その他、9.11同時テロの犠牲者を悼む第8番、アジタート(激しく)の指示がまさにふさわしい、トレモロ、バルトーク・ピチカート、グリッサンド(含超ロング)etc.を駆使した激烈な終楽章を持つ第3番など、スゴい曲ばかりです。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559152 |
多民族の移民国家であるアメリカのクラシック音楽は、当然のことながら様々な要素、すなわちロマン派や印象派といったヨーロッパのクラシック音楽に加え、ジャズやポピュラー音楽、あるいは黒人霊歌やラテン音楽の影響などが反映され、人種ならぬ音楽種の坩堝といった様相を呈しています。NAXOSのアメリカン・クラシックス・シリーズでは、そんなアメリカ音楽を多角的に取り上げてきましたが、その中からハイライトともいうべき楽曲を、なるべくバラエティーに富ませてピックアップしてみました。特に当シリーズが初めてという方には、結構意表を突く出会いがあるかもしれません!(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559200 |
2003年現在で若干31歳ですが、既に数々の賞に輝き、商業音楽も多数作曲しているパンの、20代半ばの作品を集めてみました。彼の音楽には、彼が好む過去・現在、オールジャンルの音楽の要素が、引用を含めて、彼流のユーモラスな「脚色」を施された上で、様々に織り込まれていることが特徴です。またピアノ協奏曲とピアノが重要な役割を果たす「ダンス・パルティータ」の両者からは、この楽器の扱いに関する練達振りがうかがえ、ピアノ・ファンは注目です。この2曲は、あたかもオモチャ箱をひっくり返したような楽しさといえましょう。全くストレート、直截そのものの音画ともいうべき「バルセロナの2つの肖像」もまた秀逸。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559043 |
残念ながら未完で遺されたエマーソン協奏曲は、その名の通り、複雑系超絶技巧を要することで有名なピアノ曲「コンコード・ソナタ」の第1楽章「エマーソン」と密接に関連する内容を持つ協奏曲仕立ての作品で、ここでは補筆完成された稿によって録音されています。ソナタと同様に、ベートーヴェンの「運命」の冒頭動機や民謡風の楽想などが絡み合う、錯綜美の世界が創出されています。一方交響曲第1番は、未熟な面とロマン派の香りを強く残していますが、各楽器が細かなパッセージで縦横無尽に走り回る終楽章などは、後年の作曲者を感じさせる面も多々あり、大変に興味深いものといえましょう。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559175 |
タイトルもなく、楽章が単なる「アレグロ」だったりと、ほとんど18世紀のような交響曲に拘り続け、調性の枠組みで作曲をするということは、安直なことかといえば否、むしろ茨の道といえましょう。独特の快活さを持つ急速楽章と洗練された美しさに貫かれた緩徐楽章には、確かな個性の刻印があり、当たり前すぎる形式で独自の内容を表現するという離れ業をやってのけているのが、ピストンなのです。例えば第2番の第2楽章、アダージョでの美しい歌の数々をお聴きくだされば、そのことを感得していただけるのではないでしょうか。また、全曲を通じてオーケストレーションの職人芸の確かさは特筆ものです。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559161 |
ある日9歳の少女は、初めて「彼」が指揮するのを見ました。少女は指揮者になりたいと思い、遂に彼の指導を直接受ける日が来ました。いつしか彼女は世界的指揮者に成長、彼女=オルソップが思いの丈を込めて、彼=バーンスタインの代表作を録音しました!「チチェスター詩篇」の第1曲では録音の良さも相俟って、これまでにない鮮烈な演奏を展開。第2曲でトレブル(ボーイソプラノ)ソロが歌う旋律は、一度はまると病みつきになる魅力があります。第3曲の祈りはバーンスタインが書いた最も内的な音楽。冒頭の静けさからは想像できない高揚をみせる「波止場」、陽気さ天下一品の「オン・ザ・タウン」も含め、21世紀のスタンダードたりうる名演です。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559177 |