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アメリカン・クラシックス

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    カーター・パン:ピアノ協奏曲/ダンス・パルティータ(スナイダー/ブルノ・チェコ国立フィル/セレブリエール)

    2003年現在で若干31歳ですが、既に数々の賞に輝き、商業音楽も多数作曲しているパンの、20代半ばの作品を集めてみました。彼の音楽には、彼が好む過去・現在、オールジャンルの音楽の要素が、引用を含めて、彼流のユーモラスな「脚色」を施された上で、様々に織り込まれていることが特徴です。またピアノ協奏曲とピアノが重要な役割を果たす「ダンス・パルティータ」の両者からは、この楽器の扱いに関する練達振りがうかがえ、ピアノ・ファンは注目です。この2曲は、あたかもオモチャ箱をひっくり返したような楽しさといえましょう。全くストレート、直截そのものの音画ともいうべき「バルセロナの2つの肖像」もまた秀逸。(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559043

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    巡礼の行進 - アメリカ・クラシック音楽の先駆者たち

    多民族の移民国家であるアメリカのクラシック音楽は、当然のことながら様々な要素、すなわちロマン派や印象派といったヨーロッパのクラシック音楽に加え、ジャズやポピュラー音楽、あるいは黒人霊歌やラテン音楽の影響などが反映され、人種ならぬ音楽種の坩堝といった様相を呈しています。NAXOSのアメリカン・クラシックス・シリーズでは、そんなアメリカ音楽を多角的に取り上げてきましたが、その中からハイライトともいうべき楽曲を、なるべくバラエティーに富ませてピックアップしてみました。特に当シリーズが初めてという方には、結構意表を突く出会いがあるかもしれません!(2004/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559200

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    ハービソン:4つの孤独な歌/ヴァリエーション/たそがれの音楽(シュペクトラム・コンチェルト・ベルリ)

    ピューリッツァー賞にも輝いたハービソンによる、演奏効果に富む室内楽曲3曲です。ピアノ、ヴァイオリンに管楽器を加えた2曲の三重奏曲(「変奏曲」ではクラリネット、「トワイライト・ミュージック」ではホルン)では、それぞれの楽器の持つ「らしさ」と、それらの組み合わせの面白さの両者がうまく引き出されています。例えば前者の終曲や、後者の第2楽章に聴く音の渦などは手に汗を握る展開といえましょう。「4つの孤独な歌」は、無伴奏ヴァイオリン曲ですが、しなやかなヴァイオリン的な表現に満ちながら、このジャンルの楽曲にありがちな「力み」が少なく、そのタイトルにもなるほど、といった感があります。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559173

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    ピストン:交響曲第2番、第6番(シアトル響/シュワルツ)

    タイトルもなく、楽章が単なる「アレグロ」だったりと、ほとんど18世紀のような交響曲に拘り続け、調性の枠組みで作曲をするということは、安直なことかといえば否、むしろ茨の道といえましょう。独特の快活さを持つ急速楽章と洗練された美しさに貫かれた緩徐楽章には、確かな個性の刻印があり、当たり前すぎる形式で独自の内容を表現するという離れ業をやってのけているのが、ピストンなのです。例えば第2番の第2楽章、アダージョでの美しい歌の数々をお聴きくだされば、そのことを感得していただけるのではないでしょうか。また、全曲を通じてオーケストレーションの職人芸の確かさは特筆ものです。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559161

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    アイヴズ:交響曲第1番/エマーソン協奏曲(フェインバーグ/アイルランド国立響/シンクレア)

    残念ながら未完で遺されたエマーソン協奏曲は、その名の通り、複雑系超絶技巧を要することで有名なピアノ曲「コンコード・ソナタ」の第1楽章「エマーソン」と密接に関連する内容を持つ協奏曲仕立ての作品で、ここでは補筆完成された稿によって録音されています。ソナタと同様に、ベートーヴェンの「運命」の冒頭動機や民謡風の楽想などが絡み合う、錯綜美の世界が創出されています。一方交響曲第1番は、未熟な面とロマン派の香りを強く残していますが、各楽器が細かなパッセージで縦横無尽に走り回る終楽章などは、後年の作曲者を感じさせる面も多々あり、大変に興味深いものといえましょう。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559175

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    バーンスタイン:チチェスター詩篇/交響組曲「波止場」(ボーンマス響/オルソップ)

    ある日9歳の少女は、初めて「彼」が指揮するのを見ました。少女は指揮者になりたいと思い、遂に彼の指導を直接受ける日が来ました。いつしか彼女は世界的指揮者に成長、彼女=オルソップが思いの丈を込めて、彼=バーンスタインの代表作を録音しました!「チチェスター詩篇」の第1曲では録音の良さも相俟って、これまでにない鮮烈な演奏を展開。第2曲でトレブル(ボーイソプラノ)ソロが歌う旋律は、一度はまると病みつきになる魅力があります。第3曲の祈りはバーンスタインが書いた最も内的な音楽。冒頭の静けさからは想像できない高揚をみせる「波止場」、陽気さ天下一品の「オン・ザ・タウン」も含め、21世紀のスタンダードたりうる名演です。(2003/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559177

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    ラッセル:ホルンと管弦楽のための狂詩曲/ミドル・アース(ドット/サンルイス・オビスポ響/ノワック)

    ジャンルの垣根を越えて音楽を楽しむボーダーレスの時代、だからってここまでやるか!と突っ込まざるを得ないパッチワーク的怪作が「ラプソディ」。姉妹関係となる第1・3楽章が平和過ぎるからって退屈(バーバー「ヴァイオリン協奏曲」へのオマージュなんですが...)しないでください。第2楽章、これ、ジャズ100%だし、第4楽章はサルサ。ピアノも活躍しますが、やはりホルンという楽器選択の妙が拍手喝采モノ。特急の終楽章、ソリストは大変。映画「ロード・オブ・ザ・リング」のファンならピンときたでしょう、「ミドル・アース」はトールキンの原作を読んだ作曲者が三日間で書いた組曲。「ゲート・シティ」は作曲者の母への賛歌、平和な祈りが支配します。(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559168

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    メイソン:ピアノ音楽集(ブールトン)

    修行時代に大リストにも学んだことのあるメイソンのピアノ音楽は、アメリカ音楽の黎明期、まだヨーロッパに追いつき追い越せの時代を感じさせるもので、19世紀ロマン派サロン音楽の典型といってよいでしょう。とりわけそのことを感じさせるのは「銀の泉」で、ゆったり歌われる主旋律、明瞭なバスライン、華麗なアルペジオの三位一体の完璧さは、この種の作品の中でも最上のものといってよいでしょう(お薦め!)。また「キラキラ星」の主題に、ちょっぴり風変わりな和声で味付けをした微笑ましい「グロテスクな奇想曲」など、その他にも、詩情豊かでツボを突いた小品が目白押しです。(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559142

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    マッケイ:ヴィオラとピアノのための組曲/マイ・タホ・ウィンドウ/4月の組曲(ボルコム)

    当盤ではマッケイの小規模な、しかし大変に気の効いた作品の数々に焦点を当てています。収録曲のうちかなりの部分を占めているのがピアノ独奏曲で(ジャズの影響随所にあり)、その全てが何らかのタイトルを持っていますが、基本的にそのタイトルを意識しながら聴くと、興味深さが増すタイプの楽曲となっています。ここでは、マッケイの弟子でもあるコンポーザー=ピアニストとして高名なボルコムが、実に爽快で歯切れのよい演奏を楽しませてくれます。親しみやすい活気に溢れる歌曲や、ちょっと渋くて機知にも溢れるヴィオラとピアノのための組曲(第2曲の深い瞑想は感動的!) も楽しく聴けます。(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559143

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    ライリー:見捨てられた歌/ビーザー:山の歌集/タワー:雪の夢/リーバーセン:フルートとギターのためのソナタ(ホーレー/マクファデン)

    当盤の特徴を一言で表現するならば、ギターとフルート、実はこの組合わせがなかなかイケるということが、心の底から納得できる1枚と申せましょう。ミニマル音楽で知られるライリーですが、収録の「見捨てられた歌」では何とも不可思議なエスニック風の響きで、聴くものを魅了します。また、両楽器の名技が華々しいリーバーマンのソナタもカッコいい限りです。しかし単純に最も心を打つのが、初っ端のビーザーによる民謡風の4曲かもしれません。まさにノスタルジー爆発ともいうべき逸品で、両楽器がその進化の歴史においても保存し続けた、原始的な生命力溢れる味わいの豊かさを感じさせてくれます。これは泣ける!(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559146