Home > Series > アメリカン・クラシックス

 CD & DVD/BD

アメリカン・クラシックス

Search results:547 件 見つかりました。

  • 詳細

    ブラウワー:オーロルーセント・サークルズ/マンダラ(グレニー/ロイヤル・リヴァプール・フィル/シュウォーズ)

    クリーヴランド音楽院で教鞭をとりながら、活発な作曲活動を続けている女流ブラウワーは、大胆な音響を取り入れながらも、調的な手法にもこだわりを示し、親しみやすい作風を持っています。「金色に輝く輪」は、世界的な打楽器奏者エヴリン・グレニーのために書かれた協奏曲で、種々の打楽器と奏法が登場しますが、特に終楽章での名人芸は聴きモノといえましょう。また、ロマンティックといってもよいような、「想い出」の美しい旋律や雄大な盛り上がり、あるいはチベットの砂曼荼羅にインスピレーションを得たという「曼荼羅」の、謎めいた響きなど、彼女の多彩な作風の多彩さには驚かされます。(2006/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559250

  • 詳細

    フェルドマン:弦楽四重奏曲(ザ・グループ・フォー・コンテンポラリー・ミュージック)

    CD1枚分の78分半が、単一トラックで収録されているということ自体が、フェルドマンの作品の特異性を物語っているといえましょう(後に作曲された弦楽四重奏曲IIに至っては、演奏時間が5時間超となります...)。しかもその長大な時間のほとんどは、忘れたころに差し挟まれる僅かな強奏のほかは、スローテンポの弱奏でポツリポツリと綴られていくのですから、これはもう異次元感覚というしかありません。しかしその時間の流れがどうかしてしまったような点描的な美しさこそが、フェルドマンの真骨頂。音の密度がどんどん薄くなっていった極北の地点にも、音楽としての独自の世界が確立しているのです。コッホ・レーベルの再発売盤です。(2006/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559190

  • 詳細

    リーヴァイ:チェロ協奏曲/交響曲第3番/夏の序曲(バランタイン/アイルランド国立響/湯浅卓雄)

    ベートーヴェンやリストの激烈な演奏で、知る人ぞ知る至高のピアニストのエルンスト・レヴィは、作曲家でもありましたが、当盤に登場するのはその子息、彼もまた作曲家、チェリストとして活躍しています。父や父の友人でもあった師・カウダーの衣鉢を継ぎ、調性の枠内に拘った作風ですが、すべてのパートが見透かせるくらいに、一音一音が慎重に積み重ねられた音楽は、むしろ厳しさに満ちているといってよいでしょう。しかしそのストイックな響きの中から立ち上がる詩情と、そしてエネルギッシュな躍動感は大変に魅力的です。まずは、ロンド・タランテラやチェロ協奏曲の急速楽章といったあたりが、この作曲家の特異な魅力への入門編としてよいでしょう。(2006/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559234

  • 詳細

    グールド:フォールリヴァーの伝説/変奏曲「ジキル博士とハイド氏」(ナッシュヴィル響/シャーマーホーン)

    モートン・グールドといえば、セミ・クラシックの巨人というイメージがありますが、当盤では彼の純クラシックの分野における、最もシリアスな仕事が収められています。大指揮者ミトロプーロスの委嘱によって作曲された「ジキルとハイド変奏曲では、なんと12音技法!が用いられています。演奏機会には恵まれない曲ですが、グールド自身が自信作とみなしていただけあり、タイトル通り、対比的な楽想が多彩に繰り広げられる見事な出来栄えです。また「フォール・リヴァーの伝説」は、実際の殺人事件を下敷きとした作品ですが、全体を支配する薄暗い雰囲気の演出は絶妙そのもの、とりわけ陰惨なラスト(主人公が首吊り!)は印象的です。(2006/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559242

  • 詳細

    ホヴァネス:交響曲第4番、第20番、第53番(ウォーレス/スコットランド王立音楽演劇アカデミー・ウィンド・オーケストラ/ブライオン)

    67曲もの交響曲を含む、膨大な作品を遺したアラン・ホヴァネスですが、その多作振りと調性の枠を重視した作風により、重厚長大派のクラシックファンからは、濫造系作曲家という色眼鏡で見られがちなのは残念なことです。しかし少しでも耳にしていただければ、協和的な美しい響きの中に、安直なヒーリング・ミュージックとは一線を画す、独特の個性を感じ取っていただけることと思います。金属系打楽器を巧みに用いて、無重力空間を漂うな効果を演出した「星の燭光」など、思わずうっとりとしてしまいます。当盤では吹奏楽用の作品ばかりがセレクトされていますが、「ブラバンなんて!」との先入観をお持ちの方にも、オススメです。(2006/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559207

  • 詳細

    ボルコム:2台ピアノのための音楽集(ベルクマン)

    ボルコムは20世紀ゲンダイオンガク的語法に通ずる一方で、ポピュラー音楽、とりわけラグタイムに対して著しい偏愛を示し、そういった要素を積極的に自作品に取り入れています。基本的にオールジャンルで活躍をする人ですが、ボルコム自らが優れたピアニストであることもあり(NAXOSにピアニストとしても登場)、ピアノがらみの作品には秀作が多いことでも知られています。従って、2台のピアノのための作品を集成した当盤は、粒よりの傑作ぞろいです。シリアス調ではありながらも、随所に耳慣れたリズムによるノリのよい楽想が飛び出すのはボルコムの真骨頂。和声の精巧さにも目を瞠るものがあります。(2006/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559244

  • 詳細

    バーンスタイン:セレナード/ファクシミリ/ディヴェルティメント(ボーンマス響/オルソップ)

    少女時代の五嶋みどりがソリストを務め、弦を2度も切りながらも、冷静にオーケストラのメンバーから楽器を借り受けて完奏、もはや伝説ともなったエピソードを生み出したのが、当盤収録の「セレナード」です。ただし、弦が切れるくらいだから、ド派手なショーピースかと思いきやさにあらず。確かにヴァイオリン独奏パートは技巧的に困難を極めますし、彼ならではのジャズ的な楽想も頻出しますが、極めてシリアスな雰囲気が漂います(実はプラトンの「饗宴」からインスピレーションを受けた作品)。併録の「ファクシミリ」、さらに「ディヴェルティメント」はもう少し肩の力が抜けてる感じで、前者に登場するピアノ独奏など、なかなかイカしてます。(2006/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559245

  • 詳細

    バウアー:管弦楽と室内楽曲集(アンバッハー室内管)

    バウアーは、作曲のみならず、批評や教育といった分野においても大変な情熱を注ぎ、八面六臂の大活躍をしました。そんな彼女の立場をよく表しているのが、ニューヨークの高校生のために作曲された「アメリカの若者の協奏曲」です。伴奏部、ピアノ独奏部とも「大人・プロ仕様」のものと比べると、若干薄めの物となっていますが、それが表現力の弱さではなく、独特の味わいに転化しています。特にケークウォークなどを取り入れ、サックスも大活躍する賑やかな終楽章は、楽しいことこの上ありません。その他の作品も、洗練された響きが素晴らしく、トリオ・ソナタや二重奏曲など、夢見るような美しさと申せましょう。(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559253

  • 詳細

    W. シューマン:交響曲第7番、第10番(シアトル響/シュワルツ)

    「古典的な形式」ともいえる交響曲というジャンルで、正面勝負の作品を10曲も作曲したということ自体が物語るように、W.シューマンの音楽に前衛的な要素は希薄です。もっとも心地よいだけの安直さに満ちているかといえばそうでもなく、むしろ辛口でシリアスな作風といってよいでしょう。といっても、やたら難解なわけでもなく、緩急の対比がしっかり効いた構成、楽器群ごとのコントラストが明瞭でよく鳴るオーケストレーションは、大変耳に馴染みやすいものです。特に第7番の第4楽章や第10番の第1楽章のような、「これぞアメリカ!」といいたくなるような、急速楽章での弾けるようなリズムの饗宴は、ウキウキするような楽しいものです。(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559255

  • 詳細

    ズウィリック:ヴァイオリン協奏曲/5人の打楽器奏者とオーケストラのための「儀式」(パメラ・フランク/スターン)

    アメリカの権威ある音楽賞、ピューリツァー賞の女性初の受賞者となったツウィリッチの実力を多くの方に知っていただくためのアルバムです。世界初録音となる収録曲2曲は、内容的には好対照で、共に本格的な芸術音楽です。「ヴァイオリン協奏曲」は、ストコフスキーの棒の下、オーケストラでヴァイオリン奏者として活躍していた作曲者の、この楽器への「ラヴ・ソング」とも評された、正に入魂の作品です。第2楽章でバッハの名曲「シャコンヌ」が登場するのが聴きどころ。打って変わって「リチュアルズ」は、打楽器と管弦楽によるエギゾティックでスリリングな音の饗宴。パメラ・フランク、ネクサスと豪華演奏家陣を起用した録音です。(2005/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559268